あなたは、日頃から災害に対する備えをしていますか?
地震や水害などの自然災害が毎年のように多発している今、災害に対する備えはあなた自身やあなたの家族を守るためにとても大切なことです。
その中でも一番重要な備えが「水の備蓄」だと言われています。
災害のための備蓄には、例えば食料だったり医薬品だったり…様々なものがありますが、その中でも水というのは本当に必要不可欠なものなのです。
それは一体なぜなのでしょうか?
私たち人間の身体は、約60%以上が水分で構成されています。
ですから、まず何よりも飲み水がなくなってしまうと生きていくことができません。
しかし私たちは今、日常生活で使用する水のほとんどを水道水に頼って生活しています。
万一、地震などの災害で水道施設が破損したりすると断水が起こるため、水は備蓄しておかないと生きていくことができなくなってしまう恐れがあるのです。
「水道水がなければ、川の水や井戸水があるじゃない」という人もいるかも知れません。
ですが、大きな地震などの時には電気も止まる可能性が高いので井戸水を汲み上げるポンプなどが使えませんし、水害などの災害であれば川の水そのものが汚染されて使えないことも考えられます。
災害のための備えとは、そうした様々な可能性を想定して必要なものを準備することなのです。
そこでここでは、水の備蓄について更に詳しく考えていきたいと思います。
実際に水を家庭で備蓄しようと思った時には、必ず「飲用水」と「生活用水」に分けて備蓄することが大切です。
飲用水の備蓄は、あなたが普段飲んでいるペットボトルのミネラルウォーターなどを余分に買っておくことから始めましょう。
今は家庭にウォーターサーバーなどを入れている人も多いですが、そういう人は水タンクをいつもより一つ多めに買って備蓄用にすれば十分です。
ただし、ミネラルウォーターやウォーターサーバー用の水には賞味期限があるものもありますから、その日付はこまめに確認しておくと良いでしょう。
意外と盲点なのが、生活用水の備蓄です。
生活用水は、1人あたり1日300リットルが必要だと言われています。
しかし、備蓄でそれだけの水を準備するというのはとても難しいことです。
ですから、生活用水の備蓄は「水」そのものではなく「水の代わりになるもの」を備えておくのがオススメです。
例えば、ウェットティッシュや水のいらないシャンプーなどを備蓄しておくことでお風呂用の水を節約できますし、簡易トイレがあればトイレ用の水も節約できます。
このようにして、災害の時に備えて「水の備蓄」を進めていってみてくださいね。