自然災害が頻発している今、災害時に備えてそれぞれがどのような対策を行っておくのかはとても重要なことです。
特に、生活に直結している「水」についての問題に対する対策は急務です。
5年前の東日本大震災以降、災害に対しては水や食料を「備蓄する」という考え方が定着してきました。
今では、ペットボトルのミネラルウォーターやウォーターサーバーのボトルなどで水を備蓄している人が増えてきています。
また、生活用水のためにはお風呂の浴槽に溜め水をするようにしたり、また備蓄品の中に簡易トイレや水のいらないシャンプーを用意しておくのも良いでしょう。
しかし、本当にそれだけで良いのでしょうか?
災害に対しての本当に必要な備蓄は、物品だけではなく「知識」を備蓄しておくことも大切です。
避難経路や避難所の場所を確認しておくことはもちろん、水に対しても給水車などが来る配給の場所を知っておくことが重要だと言われています。
そこでここでは、災害時の水の配給はどのように行われているのかについてお伝えしていきます。
地震などの災害が発生した時には、水道管の破損や水道施設の機能停止などにより、上水道の給水が止まります。
通常の断水は数時間から数日で解消されますが、こうした災害時は断水が長期化する恐れがあるのです。
過去の大震災の時は、水道の復旧までに最大で約3ヶ月もの期間を要したと聞きます。
そうした時に活躍するのが、給水車などによる水の配給です。
災害時には給水車が人々の生活用水を配給するために出動します。
また、給水車の数が足りない場合には学校や公共施設などの受水槽も配給水の役割を果たすようです。
こうした配給の水は、だいたい避難所指定されている学校や自治体の役所などで配られるようになっています。
そうした知識の備蓄が、万一の災害の時に必ずあなたを助けてくれるでしょう。
あなたもぜひ、災害時の水の配給に関する「知識の備蓄」を増やすために、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。