災害に強い水道網とは?

災害に強い水道網とは?

近年増加していきている震度6~7以上の大きな地震。
また大雨による水害や土砂災害、竜巻などの異常気象による災害など…毎年のように何らかの大きな災害が発生しています。
そうした災害が発生した時に、一番心配になるのが「ライフライン」の問題です。

電気やガスなどはもちろんのことですが、生活に直結している水道などは止まってしまうと飲用水が確保できないことから大きな問題となります。
ですが、地震や水害などの自然災害は突発的に起こることなので、それに備えるためには日頃から災害に対しての備えをきちんとしておく必要があります。
そこでここでは、ライフラインの中でも水道に着目して災害時に必要な水の備蓄と、自治体による災害に強い水道網作りについてお伝えしていきます。

先程も述べたように、突発的な災害に対しては必要最低限の水を備蓄しておくことが大切です。
私たち人間は、身体の60%以上が水分で構成されています。
ですから、まず何よりも飲用水をきちんと備蓄によって確保しておく必要があるのです。
人間が生命の維持をするために必要な水は、1人当たり1日3リットル程度だと言われています。
この水を家族の人数分、だいたい約3日分は備蓄しておくように心がけておきましょう。

備蓄の水は、ペットボトルのミネラルウォーターなどを買いだめしておくのがオススメです。
普通の水道水をポリタンクなどに入れて備蓄する方法もありますが、それだと保存状態によっては雑菌が繁殖してしまうこともあるからです。
ただし、ペットボトルのミネラルウォーターにも賞味期限がありますから、安心せずにこまめに保存状態をチェックするようにしておきましょう。

私たち個人では、このように備蓄などで災害対策を行っていく必要がありますが、自治体などは災害に強い水道網対策をどのように行っているのでしょうか?
各自治体の水道事業者は、耐震性の配管などに替えていくことで地震などによる水道水の流出を防ぐ対策を行っています。
また、万一の事態に備えて応急給水活動の拠点作りをしたり、配水池の耐震性を上げる努力を行っているのです。
こうした自治体の対策と個人での対策が両方揃って初めて、災害に強い水道網対策となっていくのです。

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